拒食症克服中の者です。約5年ほど低体重でいます。
今は克服のために食事量を増やしています。
主治医からは、低体重でいることが危険なので薬を飲んででも食べた方が良いと言われました。
「ドンペリドン」という薬を飲み始めてから、食後の胃の満腹感の辛さが軽減されたので、私自身良かったと思っています。
内蔵機能の低下をより改善出来ればと思っています。
他にも、夜の睡眠の浅さや、朝の身体の重さなどが気になっています。自律神経のバランスを整えていただき、全体的な身体の機能が向上していければとも思っています。
長年の低体重によって身体の不調があり、体重が戻ればこういった不調も良くなると承知しているのですが、克服のための一つの手段として針灸を利用してみようと思い受診を考えています。
金子様
ご相談ありがとうございます。拒食症により低体重となり、消化機能を中心とした内蔵機能の低下があり食後も胃腸への負担がお辛いのがわかります。
鍼灸では物理的な刺激を身体に加えることにより、直接神経系統に働きかけたり、血流を改善することにより症状の緩和、長期的には疾病を治癒させて
いくようにご自身の持っている本来治ろうとする力(自然治癒力)を引きだし、高めていくのに有効と考えられます。5年の長期に渡って低体重という
ことですが、拒食行為に到った原因も気になるところです。最終的にはこの原因に対するアプローチが完治にいたる過程で必ず必要になるかと思われます。
先ずは、鍼灸治療で内臓機能全般、特に消化吸収機能の正常化を図り、きちんと栄養バランスの良い食事を摂れるようにすることです。
消化・吸収・排泄という一連の生命の基本機能が整ってくれば自ずとその他の不調も徐々に改善されるでしょう。その為の障害となるものを一つ一つ克服して
ゆけば元の健康な身体を取り戻すことも可能かと思われます。
よろしければいつでも、ご来院ご相談していただければと思います。
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