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当治療所の不妊症鍼灸治療について
 
不妊症鍼灸治療について
当治療所の不妊治療について
 

みなさんは「不妊症」とはどんな症状だと思われているでしょうか?
 一般的な症状と致しましては、以下の二つの捉え方がございます。
不妊症とは      器質的なもの:例えば排卵が無い、子宮内膜症や子宮筋腫がある、卵管の閉塞がある             など現代医学で検査をして不妊になるようなはっきりとした器質的な 原因がある。      機能的なもの:現代医学の検査では、異常が無いがなかなか妊娠しない、妊娠する機能が全体的にうまく働いていないような場合。

器質的な「不妊症」の場合は、現代医学の治療を行うことで妊娠に到る場合も多いと言えますが、機能的な不妊症の場合は、原因が明確ではありません。
しかし東洋医学、中医学、漢方等の考え方、理論に 照らし合わせて見てゆくと、必ずしも原因が無いとは言い切れません。
現代医学の検査では分かりずらい、例えば、手足やお腹・腰の冷え、ストレスを感じやすい、肩や首などが良く凝る、手足がむくみやすい、良く眠れない、不安感が強い、食事内容、食事の摂り方など食生活に問題がある等々 挙げれば多くの不妊になる原因が考えられます。
東洋医学ではそのような不定愁訴や体質などを整えていくことで、緩やかに妊娠力をアップしていくよう促していきます。

まとめ 現代医学の不妊症治療:卵管閉塞、子宮筋腫、子宮内膜症、など器質的な問題がある場合の診断            治療が有効におこなわれる            排卵誘発剤(ホルモン療法)などの薬物療法            体外受精、顕微受精などが可能 東洋医学(漢方・鍼灸)の不妊治療:不定愁訴や体質などに着目して身体全体のバランスを整え            自然な形で妊娠力をアップさせていく            現代医学の不妊治療と併用が可能。また服薬による副作用の軽減や治療 効果のアップが期待できる 器質出来な病変がある場合は、長期的なケアが必要

 

 
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東洋医学での「不妊症」を考えるにあたりまして、まずは、東洋医学で女性の生理・妊娠についてどのように考えるのかを見て行きましょう。
2000年近く前の中国の古典医学書、『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』という書物の中に、「女子は7歳頃に歯が はえかわり、14歳頃にホルモンが生成され初潮が始まり、21歳頃で身体が充実し、28歳頃 生殖能力がピークをむかえる。その後35歳頃から徐々に老化が始まり49歳前後で閉経を迎える」というような内容の記述がみられます。
つまり女性の東洋医学的身体年齢は、概ね7の倍数で変化していくと言うことが昔の人々も認識していたことがうかがわれます。

女性の東洋医学的年齢28歳~35歳:生殖機能が充実                   女性ホルモンの分泌量、卵巣・子宮機能のもっとも順調な時期で妊娠・出産に適した妊娠力の成熟期 女性の東洋医学的年齢35歳~42歳:ホルモン分泌が徐々に低下、卵子の質的変化                   卵巣・子宮機能の緩やかな衰え                   妊娠力が低下し始める転換期 女性の東洋医学的年齢42歳~:卵子の変性、着床率の低下、経血量の減少、子宮内膜肥厚の               減少、など妊娠力低下に拍車が掛かります

東洋医学(漢方・鍼灸)では、患者さんの体質にあわせた漢方や鍼灸治療の処方、食事や薬膳運動療法、生活習慣改善など総合的な養生法を行って行くことで、低下してゆく妊娠力を徐々にアップして東洋医学的な女性の年齢を実際の年齢よりも若くしていくことが可能です。

東洋医学(漢方・鍼灸)では、妊娠力を高めるには以下のことを重視しています。


メンタルなエネルギーを司る気
 

「気(き)」は人間の活動の原動力、エネルギーと考えることが出来ます。 仕事や家事などに追われて、日々蓄積されてきたストレスがこの「気」のスムーズな流れ、動きに影響を与えます。
つまり「気」の滞る状態が長引くと臓器や筋肉の働きが低下してきます。女性では、子宮や卵巣などの機能低下、ホルモンバランスの乱れ、「気」が滞ることにより血流も悪くなり適切な子宮内膜の状態が形成されにくくなり、着床・妊娠しずらい状態となります 。


 

 

女性器官を栄養し正常に働かせる血
 

「血(けつ)」は全身の組織や器官を栄養して生命を維持するうえで大切な物質です。
ですから「血」は卵 巣や子宮を滋養して温めるための大切なエネルギー源と言えます。

「血」を生成するものは主に食 べ物です。
偏食や食べ過ぎ、添加物の取り過ぎなどは「血」の内容を悪い物にしてしまいます。 また、「血」の巡りが滞ると身体が冷えやすく、自律神経にも影響が出て、ホルモンバランスが乱 れたり、頭痛、肩こり、めまいやPMS,排卵障害、生理痛、生理不順などの妊娠障害を起こしや すくなります。
また「血」を動かす原動力は、「気」の作用の一つです。
「気」が滞り乱れると「血」 の流れも悪くなり、上記のような症状の原因にもなります。

 

子宮や卵巣機能などを統括する腎
 

東洋医学で、五臓の中での「腎(じん)」とは、現代医学で言う水液代謝の機能を担う他、成長・生殖など にも関わり先天的な生命力を内包している臓器と考えられています。 しかしその機能は加齢により 衰えてきますし、ストレスや不規則な生活、食事の不摂生などでも機能が低下して、結果、卵巣機 能、子宮機能の総合的な「妊娠力」を下げることになります。

 
以上のように、東洋医学的にみると妊娠には、主に「気」「血」「腎」の 相互的な協力・補完関係により成り立っていることがおわかりになったかと思います。
年齢とともに妊娠力が低下してしまうのは、自然なことなのですが、肝心なことは、上記の三つの東洋医学的視点に則って自分のどこに問題があるのか?ということを検討して、適切な養生をはじめて行くことが妊娠力をアップする第一歩となることでしょう。
 

 

 

 
それでは、気・血・腎の視点から実際の症状をチェックしてみませんか? こんな症状はありませんか?を読む
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